9月1日~25日間、南浦和に泊まり込みで事務所兼倉庫の内装工事をしておりました。
工事前です。約140坪の広さです。
鉄筋コンクリートの建物ですが、内装は木です。やはり木は安らぎを与えてくれます。画像は間仕切り壁、床下地に使う材料ですね。
柱、間柱、大引、根太組みです。
画像を見るとただ木材を並べているだけのように見えますが、下地のコンクリートが水平ではないため、大引にパッキンをかませながら高さを調節します。
床の合板をとりあえず置いてあります(仮置)
会議室にフリーリング材(パイン)を張りました(事務所部分床は全てパイン材)。
柔らかい木なので、非常に肌触りが良いです。傷はつきやすいですが、一番のオススメですね。
倉庫部分は、タイルカーペットです。
約100坪分を1日で貼ってしまいましたね。
今回工事の一番の挑戦は、7m50cmの事務机の制作です。
約4mの材料(杉)を2本繋げます。
まずは、土台です。
土台は、床下から配線されているコンセント類を隠す役割も果たしています。
材料の繋ぎは、つなぐお互いの材料を削り、この形に削った木の棒を入れ込みます。
完成です。
自分で言うのもなんですが、素晴らしい。
一番左側の机には社長が座ります。
真ん中にはコンセント、LAN、電話線がきています。
蓋付きですね。
全て棟梁の手作りです。お引渡しするのが惜しくなってきました。
今回、看板はプレゼントです。
机と同じ杉ですね。
下駄箱を隠すため格子の間仕切り壁も作りました。
今回の工事は、私自身も作業者になり、約100㎡ほどのペンキを塗りました。
パテ3回、削り、ペンキ仕上2回の工程です。
いつも見ていますが、見るのとやるのとでは大違いです。何が大変でどうしたらやり易いのかいろいろ勉強になりました。
同じ頼むにしても仕事の大変さを理解して頼むのとでは全然違います。
そういう意味で今回の経験は非常に意味があるものでしたね。
また、手放すのが惜しくなるほどの机を制作できたのも良かったです。
心が踊りました。
おそらく、日本のどこを探してもコンセント類の工夫までして、この規模の無垢の机はないのではないかと思います。
棟梁の技術に改めて感服です。
施主の社長、従業員の皆さんも非常に喜んでくれて嬉しかったですね。
この瞬間全ての苦労が報われた気がします。
新事務所が完成してから早速取材を受けたようで、以下がその模様です。
http://www.tanaqro.com/coverage/