湘南の注文住宅・こだわりのリフォーム

NY邸には内外合わせて５５ヶ所の照明が必要です。１日一つずつ選んだら約２ヶ月かかる数です。内装の柄合わせも終わり、社長の「そろそろ照明」の掛け声に「いよいよ完成間近」の感慨にひたる間もなく照明選びを始めました。

とりあえず「どんな照明があるのだろう」と確認のために、近所のショールームに行ってみると照明だけに「ワット」あるある。担当者にNY邸の様子を勢い込んで説明しても「まずイメージを決めましょう」というばっかりで話がかみ合いません。１時間ほど見学しましたが、結局何も決まらず収穫といえば厚さ３ｃｍ２ｋｇのカタログです（後日ダンハウスに寄贈しました）。

NY家B型家族は三人とも好みが異なり、収穫のカタログをいくら見たところで意見がまとまりません。私の「これはどう？！」に対する「英国アンティーク風鋼色好み」の妻と「実用的なすっきりデザイン好み」の娘の一致した意見は「少女趣味のお花模様はありえない」とことごとく否定され、照明選びは、潔く妻NYに任せる決心をしました（少女趣味は社長の奥さんも好きでないそうです）。

一方、社長には「５５ヶ所全部、どんな照明がいいか選んで下さい」と依頼しています。先ず社長の選んだ候補を妻NYが吟味してNY家の照明選びを進めていくやり方です。いくらカタログ好きの妻NYでも、重いカタログをひっくり返しながら５５ヶ所全部気に入った照明を探すのは生半可なことでは出来ません。

社長から電気配線図面の照明設置場所それぞれに候補となるカタログのコピーを貼り付けた私たちにも分かりやすいたたき台が到着し、妻は頭を抱えました。彼女はデザインだけで品物を選んでいましたが「照明を選ぶのに明るさ」も考慮に入れなければならないことに気が付いたからです。


＜久しぶりのNY夫婦の会話＞
「社長が選んだの結構考えてるわね」
「適当に選んだっていってたけど」
「明るさデザイン値段を考慮すると
『これしかない』って感じね」
「じゃ、それで決めたら」
「ゆっくり見て考えるわ」

＜社長にもらったわかりやすいたたき台＞