湘南の注文住宅・こだわりのリフォーム

1/50図面で「電気関係」「内装」「衛生設備」などの仕様を検討し「現場実行予算見積」に落としました。総費用は「ぎょっ！」でも、きっと何とかなると楽天的に判断した結果の正式契約です。社長の「親戚が増えたつもりでお付き合いお願いします」という言葉で、NY側「私と家内」ダンハウス側「社長と奥さん」が互いに握手し契約終了。

　ひとまずほっとしたものの、良く考えると先は長いのです。そもそも私たちは「長持ちする・こだわりの生きた・住みやすい家」に実際に住むために契約したのであって設計だけを頼んだのではありません。ダンハウスには「SE構法・蓄熱式床暖房・断熱・防湿・躯体自然換気」＋「NY家のこだわり」＋「NY家の満足できる」家を完成してもらう必要があります。少し不安になりました。

数年前に流行った邦画に「事件は会議室で起きているんじゃない・・・・」というセリフがありましたが
「事件は設計図面で起きているんじゃない現場で起きているんだ」が私の不安です。
「どうせ企画倒れだろ！」というのも良くある話で、私自身も計画だけで実行を伴わない部下は低く評価します。

不安は不安を生みます。次の不安はダンハウスの立場の複雑化です。今までは「建築家」と「NY家」が一緒「いい家」を建てようと二人三脚でやって来たので問題はありませんでしたが、この先は片岡千恵蔵の多羅尾伴内のように「在る時はポニーテールの建築家、また在る時は髭の北欧キッチン輸入代理店、また在る時は単なる犬好きの施主代理人、また在る時は工事発注者にして現場監理者、而してその実態は・・・」となる訳です。ちゃんと仕事ができるんでしょうか？