人に寄り添った家づくりができる会社に出逢えて、
本当によかったと思っています。
Q.ダンハウスとの出逢いについて教えてください。
ご主人
元々この土地には実家がありました。私たち夫婦は、隣に今もある10坪の家に住んでたのですが、父親が亡くなって、実家に母が一人になってしまったのです。ちょうどその頃、私たちが住んでいた10坪の家が傷んできてたので「実家を建て替えて、母と一緒に住んだ方がいいんじゃないか」ということになったんです。
いろんなハウスメーカーとか随分見に行ったんですけど、なかなか決まらなくて気づいたら10年くらい経ってました。
それである時、家にダンハウスのオープンハウスのチラシが入ってきて「良さそうな家だな」と思って見に行って、実際に家の中に入った瞬間に「これだ!」と感じたんです。
Q.ハウスメーカーと比べて、ダンハウスの家は何が違ってたんですか?
ご主人
「丁寧に作っている」という印象でした。普通であれば見逃しそうな場所も、きちっと仕事している。“納まり”というんですが、納めがしっかりしてました。あとは見積りの精度もダンハウスはしっかりしてます。ハウスメーカーの見積りは粗いんですよね。オプションで「こういうことを追加したいんだよね」と言うと「それだけで100万かかります」と始まって、なかなか自分の思った通りにいかない。その点ダンハウスは、すぐにお金ではなくて、スケッチなどで具体的なイメージをさせてくれて、それで大体いくらくらいになりそうかを見積もってくれる。
あとは、非常にオーナーの意向を気にしてくれる会社だと思います。だけど、何でもかんでもオーナーの意向を聞くわけではなくて、住みづらくなってしまうような意向ははっきりとダメだとも言ってくれる。オーナーは建築に対して素人だから、「こういう場所に棚が欲しいなぁ」と始まるんですけども、結局はゴミ溜めになったりするパターンなど(笑)、止めてくれるんです。
素人は「広い部屋はいいよなぁ」とかすぐ思うんですけども、実際はそんなに広いスペースがあっても使わなくて。やたら広くしなくても、視覚的に開放感を味わえる設計の仕方などもダンハウスはわかっています。そのあたりの設えというかバランス感覚が優れていると思いました。
Q.デザインに関して、どんな要望を出しましたか?
ご主人
テラコッタの全面床にしたいというのは言ったよね?
奥様
そうね。南フランスかなんかの雑誌を見ながら「こういうのがいいよな~」って、言ったんですよ。そうしたら、本当にそのテラコッタを探して輸入してくれて。
奥様
それで、職人さんが、夜遅くまで貼ってくれてたのを覚えています。寒い時期でね。大変だったと思います。楽しかったけど(笑)。
Q.キッチンの形が変わっていて面白いですね。
奥様
延床面積が少ない土地だったり、建ぺい率なども絡んで、普通のコの字型のキッチンにできなかったんですよね。
Q.制限があって、生まれたキッチンのデザインなんですね。
奥様
でもこの狭さ具合が丁度いいというか、使いやすいです。そんなに動かなくて済むから(笑)。
Q.あとは何かデザインに関して要望しましたか?
奥様
あとは、キッチンに吊戸棚をつけたりしてモノを置いて、それがリビングから見えたり、冷蔵庫を見せたくないとかはお願いしました。
Q.このレンガのパーテーションもいいですね。家の中に居るのに、外にいるような気分にさせてくれる
というか・・・と、感じているのは僕だけですかね?(笑)。
奥様
(笑)。ここは結構ポイントですね。最初は漆喰にしようって言ってたんだけど、「レンガでやってみよう」ということになって、やってみたら「あ~いいよね~」って。
ご主人
「実験、実験」と言いながら楽しくやったよね。「ダンダン良くなるダンハウス」とか笑いながら(笑)。あとデザインの参考のために、ダンハウスのオーナーさんの家も随分見せてもらったよね。何軒くらい見せてもらったっけ?
奥様
8軒くらい見せてもらったような・・・。ビックリしましたよね。ハウスメーカーは住んでる家を見せてはくれなかったから。建ててるところも見せたがらないよね。
Q.しないでしょうね(笑)。
奥様
オープンハウスに行った後も何にも連絡してこないし。だから、当時、葉山にあったダンハウスのアトリエに行こうと思ったんですよね。それで、歩いて探していたら、Nさん(ダンハウスオーナー)が外で焚き火をやっていて(笑)「ダンハウスってどこですか?」って聞いたら「ウチ、ダンハウスで建てたんですよ」って言われて「えー!」ということになって(笑)。それで「もしよかったら、見ていく?」とNさんが言ってくれて。
ご主人
寝室も見せてくれてね。ベッドまで寝転がらせてくれて(笑)。
奥様
天窓があってね「星も月も見えるよ」ってNさんが教えてくれて。
主人と「いいね~」ってなって。
Q.そこで決めたんですね。
奥様
Nさんはダンハウスの営業部長ですね。ダンハウスは基本的には営業しないで、気持ちが煮詰まるまで放っておくから、何年もかけてダンハウスで家を建てる人もいるし、すぐに決めちゃう人もいるし。
奥様
オーナーの方が「そこまでやらなくてもいいんじゃないの?」って思うことがくらい、一生懸命に家を作ってくれましたね。ダンハウスの家も好きだけど、体質も好きですね。
Q.体質(笑)。職人さんはどうでしたか?
ご主人
私たちも家づくりの作業を手伝ってたんですが、職人さんが休みの前の日になると、私たちのために道具を研いでってくれたりして。
奥様
そうそうそう。職人さんって普通はそういうことをしないらしいんですけどね(笑)。
Q.メンテナンスは来てくれますか?
ご主人
そうだね。10年目に吹き付け塗装をやったぐらいで、あとはメンテナンスしなくてはいけない部分自体がないです。
奥様
でも、社長がよく我が家のことを見に来てくれます。
Q.ダンハウスの住み心地はいかがですか?
ご主人
住み心地いいですね。年間通して室内温度は一定だし、保護されてる安心感があります。
奥様
広くない土地なんですが、狭さを感じさせないですよね。全部の部屋が作りこんであるというのも、狭さを感じさせない要素のひとつだとは思うのですが、「どういう家が本当に、いい家なのか」ということを、ダンハウスはわかっているんだと思います。
オーナーがその時々で世間で流行っているものを取り入れようとしても、長い目で見て必要でないものが何なのかをよくわかっているから、シンプルにいい家づくりができます。
大事なことがわかっているんです。
そしてダンハウスと言えば、この蓄熱式の床暖房ですね。前に住んでた10坪の家の時も床暖房はあったんですが、1日中ずっと点けてないといけませんでした。現在は、朝晩1時間半ずつのタイマーで、吹き抜けがあるからか、2階のトイレや風呂場までほんわか暖かいんです。身体に優しいし光熱費も前の家ほどかからない。本当に住む側のことを考えた設計だと感じます。
人に寄り添った家づくりができる会社に出逢えて、本当によかったと思っています。