オープンハウス直前の奥様のお言葉でした。
家づくりを始めた当初は奥様はそこまで家にこだわりがあるような感じではありませんでした(実際は分かりませんが)。
最後に奥様から「涙が出ちゃう」という言葉を聞いて、不覚にも私も涙が出そうになりました。。。
結局私はこの言葉を聞くために家を作っているようなものです。
さて、TK邸最後のブログになりますが、いろいろとお話しをしていきたいと思います。
まず玄関ポーチ兼アプローチは手こずりました。
玄関から共有通路までのスペースがあまりないために、ダンハウス特有のゆったりとした雰囲気をどうやったら作れるのか頭を悩ませました。
画像は玄関前に仮設トイレがあり、足場もある状態です。
ベースの形は作りながらも、現場で高梨秀左官店の親方と話しながら決めていきました。
ポイントは、階段の最初の1段目を専用通路ギリギリまで出したことです。
それにより1段目の階段幅がゆったりととれ形も一番歩きそうなルートを広くできました。
あとあまり他で見ないのは、レンガの積み方だと思います。
際、縁取りは縦積み、階段もアールにしているようなところは縦方向にレンガを使います。
駐車場との兼ね合いでギリギリでしたが、緑を入れました。
やはり緑があったほうが断然良いですね。
アールになっている部分にデッキを作ったのですが、大工さんに一工夫してもらいました。
デッキの両側の角度が異なるために、途中扇形を入れてうまく調整しています。
うまくいって良かったです。
玄関から見た画像です。
1階は全てテラコッタで熱伝導率が高いので、弊社の蓄熱式床暖房との相性が良いのと、木との相性も抜群ですね。
階段は圧迫感が出ないようにオープン階段にしています。
逆にダイニングリビングから玄関を見た画像です。
キッチンは壁にスライスレンガ(外ポーチ、階段、玄関土間に使ったデンマークレンガをスライスしたもの)を貼り、リビング側にキャビネットを組み合わせているので、非常に広い天板となっています。
キッチンキャビネット類は全てIKEAです。
そしていつも施主さんに喜ばれる杉のダイニングテーブルです。
今回のサイズは1800×900×70(厚)㎜
4000×760×73㎜の杉材を半分に切り真ん中で繋いでいます。
この家の一番のポイントのアールで吹き抜けとなっているダイニングリビングです。
施主さんが用意した玄関で使う靴を履く用の腰掛です。
非常に雰囲気があり土間に使ったレンガとマッチしていますね。
哀愁を感じてしまいました。
最後に、オープンハウスの一コマです。
弊社のオープンハウスは基本的にオーナーさんへの報告会みたいなものなので、オーナーさん同士、またはオーナーさんに話しを聞く家を検討している方達でいつも和気あいあいとしています。
さて施主とダンハウスの本当の付き合いはこれからです。
これから長い付き合いとなりますが、どうぞよろしくお願いします。