まずは基礎の上に、束、大引、そして28㎜合板を敷いていきます。
もちろん、白蟻のクスリも適宜塗っていきます。
築44年経っていることもあり、既存の土台に高低差が出ていたので、床組を水平にやるのは少し面倒でした。
ここからがダンハウスオリジナルの蓄熱式床暖房の施工です。
まずは、50㎜厚のスタイロフォームを床全面に敷き詰めていきます。
次に、4㎜厚の遮熱材の「アストロフォイル(銀色)」を敷いていき、次に「メッシュ」、そしてそれに実際に80℃のお湯が流れる「架橋ポリエチレン管」を留めていきます。
架橋ポリは基本的に300㎜ピッチですが、より暖かくしたい箇所は200㎜ピッチで敷いていきます。
一筆書きのように、繋ぎ目を作らず1本でやり、それをモルタルで埋めてしまうので、半永久的にもちます。
約30年の実績がありますが、架橋ポリの劣化による水漏れは一度もありません(給湯器の故障はあります)。
ワンフロア全てに施工します。
玄関もです(靴が暖かくなり朝は嬉しいものです)。
浴室の浴槽部分以外全てに架橋ポリを敷いていきます。
画像左側が浴室洗い場、さらに左奥が浴槽設置スペース。
さて、最後の工程として、モルタルうちがあります。
ポンプ車を使い、ホースでモルタルを送り込み、左官屋さんがトンボで均していきます。
人の手で平らにするので非常に技術がいります。
そして3度に分けて均すので時間もかかります。
モルタルの厚みは、60~80㎜程度です。
80℃のお湯の熱がこのモルタル層に蓄熱されて暖かさが持続するのです。
完成です。
大体1時間×2回(もしくは3回)で室内の暖かさ(20~22℃)は保たれます。
金額としては、冬のガス料金トータル(キッチン、お風呂等の生活用水含め)で、12,000円~20,000円程度です。
安価、安全、そして体に良いものだと自負しております。
1人でも多くの方に、このダンハウスオリジナルの蓄熱式床暖房を味わってもらいたいですね。
広まるようにもっともっと頑張ります。