昔は2×4工法だったので、最初に良いツーバイ材をとっておいて、それをボルトで繋ぎ合わせて作っていましたが、15年ぐらい前から2×4工法からSE構法(在来も)に変化したので、それからは、4000(長さ)×600(幅)×70(厚)ぐらいの杉材を加工して作るようになりました。
まずは材木屋さんで材料選びです。
個人的には節がある、自然を感じることができるものが好きなのですが、やはり一般的には節なしのほうが人気があります。
この材料を半分に切り、繋ぎ合わせると、2000(長さ)ぐらいのダイニングテーブルを作ることができるのです。
基本的には大工さんに粗方作ってもらい、仕上げ(削り、塗り)を施主さんがやります。
削りは半日あれば大体できます。
ただ、木の粉で自分も真っ白になりますが。。。
塗りは3回ほど削りと塗りを繰り替えすので、少しだけ日数はかかりますね。
完成するとこんな感じになります。
どこで繋いでいるか分からないでしょう。
角度によっては分かりますが、これで十分かと思います。
こういうテーブルを1枚もので購入すると、数十万円~100万円程度はしますから。
ビス、釘は1本も使っていません。
唯一、天板を繋ぎ合わせるのにボルトを使っているだけです。
ですので、メンテナンスも容易です。
本当の1枚もので作ることもあります。
オフィス用でも作りました。
8mぐらいだったでしょうか。
テーブルの中心には配線ができる仕組みになっており、フタもつけました。
仕上げだけでも自分でやると「愛着」がわくので、より大事に使ってもらえます。
だから、20年以上経った今でも当時作ったテーブルを皆さんが使い続けてくれているのですね。