近年ダンハウスでは、屋根面にアストロフォイルというアルミ遮熱材を張っています。
かなりの優れもので、宇宙開発で取り組まれた技術を住宅に転用したものです。
実際にこれをやるのとやらないのとでは、小屋裏空間の温度が8~10℃ぐらい変わってきます。
ダンハウスの温熱環境もこれにより飛躍的に上がりました。
もちろん、2階建てならば2階、3階建てならば3階の温度にもかなり影響しますね。
どのような仕組みで熱を遮熱しているかをご説明します。
まず、「熱移動の三原則」をご存知でしょうか?
これは、熱は温度の高い方から低い方へ移動し、その動きは3種類「対流」「伝導」「輻射」で移動するというものです。
「対流」で20%、「伝導」で10%、「輻射」で70%という割合で移動します。
アストロフォイルは、エアキャップ(お菓子箱に入っているプチプチ)の両面に純度99%のアルミ箔を貼った5層構造になっており、両面のアルミ箔が「輻射熱」を97%反射し、エアキャップが熱伝導を抑える役割を果たしています。
これにより、屋根からの熱の侵入を大幅にカットできるというわけです。
施工についても、空気層をもうける、継手の部分は専用のアルミテープで留める、等々約束事があり、また太陽光の反射がすごいのでサングラスをかけてやれと説明書きがあるほどの反射具合です(実際にサングラスはしていませんが)。
室内から