11/9 今日から木工事の工程に入ります。
柱脚金物の取り付け
SE構法の大きな特徴の一つである、通し柱の足元の位置で柱脚金物を基礎に固定します。
この柱脚金物は、上部の荷重を支える柱(通し柱)の柱脚部に取り付けます。一般的な木構造では柱は土台を介して基礎に固定されますが、この構法では基礎に直に固定する方式を採用しています。土台の上に置く場合と比べて、のめり込みがなく、地震時に発生する引き抜き力に対しても非常に有効となります。柱脚金物は、基礎にΦ16mmxL680mmのアンカーボルトx2本で固定されます。
土台の据付
次に、土台を基礎に固定します。土台の材料は米ヒバの集製材で、Φ12mmxL420mmのアンカーボルトで基礎に固定されます。このアンカーボルトも重要な役割を果たしています。ただ土台を基礎に固定するだけでなく、台風や地震等、上部の構造壁(耐力壁)に伝わる力を基礎に伝える役割を果たします。アンカーボルトの配置にも厳正な規定があります。土台と基礎の間には、土台構造を蒸れから防ぐ為の厚20mmのスペーサーが設置されます。土台の上にセットされた柱脚金物には管柱がセットされます。
この後は柱や梁が組み込まれていくのですが、天候が思わしくない状況になりそうなので、本格的な建て方作業は、次週11月16日の月曜日に延期となりました。