Ⅰ-4、RIMCL100住宅の屋内温熱環境性能メインイメージ
2007.12.12
Ⅰ-4、RIMCL100住宅の屋内温熱環境性能

(1) RIMCL100住宅、夏の或る1日の屋内温熱環境

計測場所:横須賀市MG邸

共通条件:建物日照環境-東、南、西日照あり

       軸組み工法、熱反射断熱材+通気工法、樹脂製ペアーガラスサッシ採用

       屋根仕上げはコロニアル葺き

Aグラフ  条件その1 :エアコン未設置、カーテン未設置

計測日 :2007年8月10日~8月11日

天候  :晴れ  

温度サンプリングポイント:屋外(紺)  1階居室(黄色)  小屋裏(青)

Std

Bグラフ 条件その2:エアコン運転(12:30~4:00)、カーテン未設置 

計測日:2007年8月11日~8月12日

天候 :晴れ  

温度サンプリングポイント:屋外(紺)  1階居室(赤)  小屋裏(青)            Std2

二つのグラフから、小屋裏温度が45℃まで上昇しているにも係わらず、8mmの熱反射断熱シートを介した2階(グラフには現していません)の室温が、エアコン未設置の状態で最高32℃と計測されています。同じ条件での1階の室温は、グラフに表されているように30.5℃と計測されています。

夕方4:00に窓を閉めた後の屋内の温度には、ほとんど変化がみられない事も特徴的です。

因みに、同時期に引渡しを終えた屋根が瓦葺き仕上げの他の建物では、小屋裏温度は34~35℃程度に納まっています。

この計測結果から、夏季における熱反射断熱材の優れた断熱(熱反射)性能を確認していただける事と思います。

(2) RIMCL100住宅、冬のある1日の屋内温熱環境

計測場所:逗子市逗子(ダンハウス事務所)

条件:建物日照環境-東、南日照あり

    平屋瓦葺き(築40年の建物を断熱リフォーム)、熱反射断熱材+通気工法

    開口部:木製三重ガラス・アルミ二重ガラス・アルミ一重ガラス(混在)

    温床(半澤式蓄熱床暖房)運転:1回30分運転X4回

計測日:2007年1月10日~1月11日

天候:晴れ~晴れ

温度サンプリングポイント:屋外(紺)  事務所床付近(赤)

Wtg2_2

外気温は日中16℃程度まで上がり、15:00以降から下がり始めて翌日早朝6:00

にはこの日の最低気温2.5℃を記録しました。

一方、事務所内の床表面付近の室内温度は、10:00、15:00、23:00,5:00の4回

にわたる30分間の温床運転により18℃~23℃に保たれている様子がグラフを通してお解かりいただけると思います。

私の自宅を27年ほど以前に建築いたしましたが、当然、初期の温床システムが装備されており、未だに寒さ知らずの生活を続けております。

多くの御客様は入居当初、1日2回ー1回1時間の運転をしておりますが、慣れるに従い必要な時に手動運転ですますようになるそうです。

因みに、ガス給湯器を熱源とした場合、1日2時間毎日運転しますと、ガス代は月に\12000程かかります。一般的には、1日1時間運転、若しくは運転しない日がありますので、月あたりのガス代は、\10000前後と計算されても良いと思います。

又、この温床システムによる室内温度分布は、いわゆる頭寒足熱、輻射タイプになりますので、冷え性の方と、ノボセ性の方が同じ空間で快適に過ごすことが可能です。

この記事のカテゴリ:温暖化対策住宅
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